
捻挫は、ケガの度合いによって、軽度から重度までの3段階に分けられています。 1度損傷とは、いわゆる靭帯が伸びた状態で、靭帯断裂の箇所がない捻挫のことを指します。関節の痛みと軽い腫れなどの症状があり、適切な処置をしていれば数日から2週間ほどで回復する場合がほとんどです。
2度損傷とは、部分的に靭帯の断裂がある捻挫のことを指します。関節の腫れと痛みに加え、動かしづらい、関節の不安定感があるなどの症状が出ます。適切な初期治療の後は、専門医に掛かるようにしましょう。
3度損傷とは、完全に靭帯が断裂している状態の捻挫を指します。関節の腫れや痛みがひどく、関節の不安定感も強いです。靭帯の断裂とともに、骨にヒビがはいっていたり骨折していたりする場合も多くあります。治療としては、手術をして断絶した靭帯を縫合することが多いです。
捻挫の治療期間は、損傷した部位や程度によって変わってきますが、関節の損傷が完全に回復していない状態で運動に復帰すると、捻挫を繰り返しやすく、後遺症や機能不全につながりかねませんので、十分な治療期間を取るようにしましょう。
正しい初期対応と固定・治療をすれば、重度の捻挫であっても後遺症として残ることは少ないのですが、なかには痛みがなかなか引かない捻挫もあります。数ヶ月も痛みが続くような場合は、なんらかの病的状態が残っている可能性がありますので、あらためて病院で診断を受けるようにしましょう。症状の改善がおもわしくない場合には、セカンドオピニオンとして違う専門医に診断を仰ぐのもよいでしょう。