
捻挫をしてしまった場合は、保存療法による治療が主となるのですが、靭帯断裂を伴った捻挫の場合、外科的手術をすすめられる場合があります。 靭帯の損傷程度は、レントゲンやX線検査では調べることができないため、ストレスX線(関節をいろいろな角度にしてストレスを与えた状態で映す)で靭帯の状態を詳しく調べます。
足関節や手関節の靭帯断絶を伴う捻挫の場合、中高年以上の普段スポーツをしない人であれば保存療法での治療が一般的ですが、靭帯機能不全が強く、日常生活に支障を来すようであれば、手術治療(靭帯再建術)を考慮します。
若年層の場合は、手術によって断裂した靭帯を縫合することをすすめられる場合が多いようです。とくに、スポーツをする人の場合は、靭帯の再建術や縫合術のような外科的手術による治療が必要になることもまれではありません。
最近では、関節の手術は内視鏡(関節鏡)を用いて小切開で行う場合も多く、傷口も小さく済むために回復が早いです。手術後は、捻挫の再発防止のために、筋力アップとともに、固有知覚を回復させるためのリハビリが重要となってきます。
捻挫だと診断され、適切な治療を行っているにもかかわらず、治癒傾向に乏しい場合は、骨軟骨骨折の可能性もあります。3ヶ月以上症状が長引く場合には、MRI検査を受けて骨軟骨骨折がないか調べることをおすすめします。骨軟骨骨折をしている場合は、手術をして骨片の摘出または整復固定をしなければ、健常部分にまで障害を引き起こすきっかけになったり、激痛の原因になってしまいます。