
捻挫の治療は、重症度にもよりますが、靭帯の完全断裂や骨折がない場合は、基本的には炎症を鎮めて腫れを抑える「保存療法」が選択されます。保存療法とは、外科的手術を行わずに時間経過や対処療法で損傷を回復・治癒させていく治療方法です。
主な治療方法は、患部の安静、冷却、圧迫、高挙ですが、痛みが強い場合は、鎮痛剤を用いるなどの薬物治療を行うこともあります。
例えば、腰を捻挫してしまった場合。関節や手関節の捻挫の場合だと、靭帯断裂や筋肉剥離、骨折などを伴っていれば外科的手術を行う場合もありますが、腰椎捻挫の治療には、外科的手術はされません。安静状態を保って痛みがとれるのを待ちます。対処療法的に腰の痛みを抑えたい場合には、消炎鎮痛剤や座薬、湿布や筋弛緩薬などの薬物治療などが併用されます。
急性期をすぎても痛みが続く場合には、運動療法、温熱療法、低周波治療などの理学療法を行って、痛みの軽減を図ります。これらの理学療法は、整形外科で行われていますが、最近ではカイロプラクティックや整体院などで受けられるところも多くなってきました。これらの治療を行っても症状が改善されない場合、腰椎捻挫ではなく、腰椎椎間板ヘルニアや腰痛圧迫骨折などが疑われます。
頚椎捻挫は一度起こすとクセになりやすいです。痛みがなくなったからといって無理な動作をしてしまうと、再発してしまう可能性があります。再び腰痛に悩まされないためにも、普段から腰には気をつけて生活するようにしましょう。