
捻挫をしたときにはすばやく応急処置を行う必要があります。一般的に、捻挫や打撲などのケガをした場合、ケガをしてから72時間の間は炎症期といわれており、この時期に腫れや痛みが増す傾向にあります。捻挫した直後にはたいしたことなく感じていても、翌日や翌々日に悪化する可能性があるのです。
捻挫をしたときには、まずRICE(ライス)療法を行います。 RICE療法とは、REST(安静)、ICE(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、EREVATION(高挙)の頭文字をとったものです。
REST(安静)とは、痛めた部分の内出血や腫れを最小限に抑えるために、患部を動かさないように安静にして休むことです。ICE(冷却)とは、痛みや腫れを抑えるために、患部を中心に、ビニール袋やアイスバッグに氷を入れたもので冷却することです。
COMPRESSION(圧迫)とは、内出血や腫れを防ぐために包帯やテーピングで患部を圧迫し固定することです。EREVATION(高挙)とは、心臓に戻る血流を良くすることで腫れを軽減させるために、患部を心臓より高い位置に保つことです。 学生時代に運動部だった人や、スポーツクラブに通っている人、団体スポーツなどをしている人にとっては馴染みの深いRICE療法ですが、スポーツ経験が浅い人や普段運動をしない人にとっては、あまり知られていない応急処置法です。
捻挫は、軽くみていては痛みがなかなかとれず日常生活に支障をきたす場合があるばかりでなく、重度の靭帯損傷をしていたり、骨にヒビが入ってしまっている場合もありますので、応急処置を行った後には、必ず専門医に診てもらうようにしましょう。