
スポーツ選手に多い肘のトラブルですが、日常でも転倒時に肘から落ちて捻ってしまったり、寝起きに肘をついて起き上がった拍子に捻挫をすることもあります。
肘の捻挫と聞くと、テニスエルボーや野球ひじ、ゴルフひじなどを思い浮かべますが、正確には、これらの症状は捻挫とは呼びません。テニスエルボーや野球肘などは、長時間にわたって同じ箇所に力がかかる動作を続けることによって関節を損傷してしまうスポーツ障害に分類されますので、運動範囲以上の動きや強い力が関節に強要された結果起こるケガ(外傷)である捻挫とは分けられます。
スポーツ障害は、使いすぎが原因ですので、痛みを感じたら練習を中止するようにし、慢性化させないためにも専門医の診断、アドバイスを受けるようにしましょう。症状が酷くならないようにテーピングなどで補助してやるのもよいですし、フォームの見直しなどで予防できることもあります。
肘の関節は、上腕骨、尺骨、橈骨の3つの骨が合わさっています。肘周囲には、肘を動かす筋だけでなく、手や指の曲げ伸ばし、腕の回転に働く筋もあるため、肘関節をひどく捻ってしまうと、日常生活にかなり不便を強いられることになりかねません。
捻挫を起こしてすぐは、患部が炎症して腫れる、肘を動かすことができなくなる、じっとしていても痛いなどの症状が出ます。適切な手当によって急性症状がおさまれば、肘に強い負担をかけなければ痛みはなくなりますが、きっちり治しておかなければふとしたきっかけで再発することもあるので油断は禁物です。