
膝の捻挫は、膝の外側から強い力で当てられたり、乗られたり、捻ったりして膝の内側の靭帯が伸ばされて起こる「内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)の損傷」と、内側からの衝撃により、膝の外側が伸ばされて起こる、「外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)の損傷」があります。
膝の捻挫は多くの場合、内側側副靭帯の損傷をすることが多く、単独損傷の場合は、手術をしなくても治ることが多いですが、事故やスポーツなどひどいねじれを伴った捻挫の場合は、半月板や十字靱帯を同時に損傷している場合があります。
これらの診断には、身体診察やMRI、関節鏡検査による検査などが必要になるため、専門医にかかって診断を仰ぐ必要があります。とくに前十字靭帯が断裂していたりゆるんだりして損傷していた場合、他の靭帯と比べて治りにくいという特徴があります。
日常の動作ではさほど困る場面はありませんが、ジャンプしたりボールを蹴ったりといった動作がしづらくなりますし、前十字靭帯を損傷したまま激しい動作を繰り返すと、膝内部の半月板や軟骨が傷んで骨の変形にもつながります。
中高年以上でスポーツを全くしない人は、とくに治療しない場合もあるようですが、30歳から40歳ぐらいまでの若い人やスポーツを定期的にする人などは、特別な装具を装着してリハビリを行う装具療法や外科的手術を勧められる場合が多いです。 足関節は、体の体重を支えるために多大な負担がかかる箇所です。後遺症がでないように適切な処置を行うようにしましょう。