
手首の捻挫は、いろいろな場面で起こります。転んだ拍子に地面に手を突いてしまい、手関節に負荷がかかって手首の靱帯や軟骨などの周囲組織を損傷するケース、荷物を持ち上げる際に手首が重さを支えきれず捻ったり、格闘技などで手関節を捻られて傷めるケース、スポーツ時の打撃や衝撃に耐え切れず手首を傷めるなど、さまざまな原因で起こりますが、繰り返し捻挫を起こしてしまうことも少なくありません。
特に、スポーツ時のフォームが悪かったり手首を支える筋や腱、靱帯の支持力が弱いために起こる捻挫は、根本的な原因を直さないと習慣性のある捻挫になる危険性があります。
手首の捻挫は、包帯やテーピングで固定して、手首関節の可動範囲をある程制限してやる必要がありますが、日常生活を送るにあたって手首の固定はとても不便です。しかし、捻挫が完治していないうちに、手首に強い力が加わるなどの無理をすると症状がひどくなる可能性があるので十分な注意が必要です。
重度の手首の捻挫は骨折との区別が難しいので、腫れや痛みの症状がひどい場合には、必ず病院でレントゲンを撮ってもらいましょう。
手首の捻挫によって引き起こされる後遺症・合併症は、長母指伸筋腱断裂、手根骨不安定症、反射性交感神経性ジストロフィー、前腕下端部不全骨折、手根骨骨折・手根骨脱臼などがあります。捻挫だからと放置したり間違った手当をしていると、大事になってしまうこともありますので、手遅れにならないように適切な治療を行いましょう。