
股関節の捻挫は、股関節部位に無理な圧力が加わることによって起こります。高いところから飛び降りるなどの強い衝撃、事故やタックルなどによる股関節部分への打撃、ダンスやヨガ、ストレッチなどの強制的な開脚などが股関節の捻挫につながります。また、膝関節の捻挫などで足をかばいながら長時間歩いたり階段の上り下りを繰り返したりした場合に起こることもあります。
股関節捻挫は、股関節周辺が炎症をおこして腫れ上がり、股関節を動かしにくくなるため、しゃがんだり歩いたりするだけで痛みを感じるようになります。
適切な治療を行っていればすこしずつ治まってきますが、治療せずに放置していると股関節が固まってしまって関節可動域の低下を引き起こしたり、大腿骨頭が変形してしまったりと、重大な後遺症を引き起こしかねません。股関節を捻挫した場合は、専門医のもとでしっかりとした治療を行うようにしましょう。
股関節の痛みは、股関節捻挫だけではありません。変形性股関節症や関節リウマチ、特発性大腿骨頭壊死症、大腿骨付近部位骨折などによって引き起こされることもありますし、老化によって関節部分の軟骨がすり減って痛みがでてくる場合や、疲労骨折などが原因の場合もあります。捻挫の心当たりがない場合は、重大な疾患を見逃さないためにも病院での検査をおすすめします。
股関節は、足首などに比べると捻挫をする機会は少ないですが、普段から身体の柔軟性を保つなどして、捻挫の予防を心がけるのは大切なことです。