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頚椎の捻挫

頚椎(けいつい)捻挫とは、頚に衝撃をうけて、頚椎の周囲の筋肉や靭帯、神経や血管などの組織に損傷を受けたものをいいます。症状がひどい場合は、外傷性警部症候群(ムチ打ち症)と呼ばれることもあります。交通事故やスポーツ時などに起こる捻挫です。 頚椎捻挫は、頚椎捻挫型、神経根症型、脊髄症(脊髄損傷)型の3つのタイプに分けられます。

頚椎捻挫型は、頚椎捻挫でもっとも多い型で、首を固定する筋肉と靭帯の損傷が主体となります。手足のしびれやだるさなどがあるが、頚椎に骨折や脱臼がみあたらず、亜脱臼のような異常もみられないなどが診断のポイントとなります。

神経根症型は、脊髄から出る神経根の損傷が主体となります。肩や上肢に他覚的な神経症状がある、神経根症状誘発テストによる症状の再現性などが診断の際のポイントとなります。

脊髄症(脊髄損傷)型は、脊髄実質を損傷することによって、痛みやしびれなどの症状、運動障害、膀胱や直腸障害などの病態があらわれ、損傷の程度によって完全損傷と不全損傷に分けられます。上肢だけでなく下肢にも明らかな神経症状があることや、膀胱や直腸に障害があるなどが診断のポイントになります。

急性期の治療は、頸部の安静と固定です。頚椎カラー(頚の装具)などを使用したり、筋弛緩剤や抗炎症剤、抗不安剤などを併用する場合もあります。 リハビリは、頚のストレッチや牽引、温熱療法、低周波などの電気療法、筋力強化など、さまざまな治療がありますが、どうしてもよくならない痛みには神経ブロック治療なども行います。

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