
圧痛とは、身体の表面を指や手で圧えたときに生じる痛みのことをいい、身体を圧迫したときに生じる痛みや不快症状、圧痛を感じる独立した特定の筋肉の領域が部位を圧痛点と呼びます。
捻挫は、圧痛がどこにあるか触診することによって、痛めた関節の構成組織や部位をある程度特定することによって診断に役立てることが可能です。ただ、受傷直後の痛みが強い時期には、触診によって損傷部を診断することが困難なことも少なくありませんので、重症であろうと予想される場合は、レントゲンやストレスX線、MRIなどでの検査のほうが間違いのない初期治療を行うことができるでしょう。
軽度の捻挫である場合は、ひとまずの初期治療を行い、腫れや強い痛みが引いてから、あらためて触診して捻挫の程度を確認するケースが多いようです。
圧痛の症状は、さまざまなケガや病気時に出ます。整形外科で診断可能なものの代表として、捻挫はもちろん、テニス肘やゴルフ肘、野球肩と呼ばれるスポーツ障害や、バネ指(弾撥指)、変形性関節症、初診時の診断が難しく捻挫として治療されることが多いために正しい初期治療が遅れることが多い手舟状骨骨折、中年以降の女性に多く起こる手根管症候群などがあります。
他にも、内科系の病気の症状の一部として圧痛の症状がでたり、外科系、消化器系、産婦人科、耳鼻咽頭科、皮膚科、小児科など、ほぼすべての診療科目にて圧痛の有無が診断要素の一つとなる症例が存在します。外傷の心当たりがない圧痛の場合は、思いがけない病気が原因かもしれません。